ツギトリ

実際的な出版流通に即しつつも突飛で無責任なご提案。

はじめまして。「ツギトリ」です。

はじめまして

「ツギトリ」は、実際的な出版流通を見据えつつ、突飛で無責任なご提案を繰り広げる、正体不明、謎の秘密結社です。このたび、しめやかに爆誕致しました。

http://tgtr.kiwamari.org/

出版不況が叫ばれて久しい中、まるで売上と反比例するかのように、本を巡る言説は何故か人の興味を引き続けています。紙の本に対する思い入れや、書店という空間への愛、新しい時代の図書館に対する是非、などなど。逆に「時代遅れ」「これからは電子書籍」と(ランプに石をぶつけるように)否定的に言い放つ人も、何処か嬉しそうです。

さて、本を巡って著者、編集者、書店員、読者、評論家たちのご意見はよく見かけますが、それに較べれば現実的な流通面への言及はあんまり見当たりません。あるにはあるのですが、今度は逆に現実的過ぎて、前述のような一般的な「本への関心」層との接続があまり無く、切ない現状分析に留まりがちです。

と言うことでツギトリは「実際的な出版流通」に即しつつ、その現場にはいない無責任さを活かした、これまであまりなかったであろう各種のご提案を致します。

名前の由来

出版物の卸問屋のことを「取次」と言うそうです。取り次ぎ、という言葉自体はごく一般的なものですが、例えば「取次」で検索すると殆ど出版取次のことが出てくるように、取次といえば出版取次を指す程、業界独特の言い回しみたいです。

ということで、当方は自らの立ち位置を流通を担う取次に倣い、言葉をズラして「ツギトリ」と名乗ることにしました。安直ですが、覚えやすくて良いでしょう。

対象の読者

業界の人にとってはわかりきった話か非現実的な話でもあり、かといってそうでない方にはどうでもいい話でもあり、なんともかんともではありますが。

ご利用案内

無いとは思いますが、当ブログに載せている各種案はご自由にご利用・実行下さいませ。事前連絡する必要はございませんし、また利用に際してツギトリ案であることを表記する必要等もございません。

免責事項

当社の主筆は数ヶ月に一冊ぐらいの頻度で漫画を買う程の読書家であるだけでなく、以前、出版物を配送するトラックの給油所に勤めておりました。我が国の出版流通の一助を為した自負はありますが、まあ、控えめに言って門外漢です。出版流通に関する知識は、窓を拭く時に運転手との雑談で得た程度ですので、間違いも多数あろうかと思いますがご容赦下さい。また不明な部分は適当に嘘も織り交ぜておりますので、このブログはフィクションです。真に受けませんよう。掲載案を実行して損害を負っても、責任は負いません。

社員募集

あなたもツギトリで宇宙を感じてみませんか? ツギトリは趣旨に賛同する方を募集しています。条件は「実際的な出版流通に関する見識を持っている」のみ。出版業界の各所に所属のある方も勿論歓迎ですが、当社内では永世中立にてお願い致します。